1T-08
ワイヤカメラを用いた一畝果実個数と位置推定の検討
○渡邉陽太,栗原 徹(高知工科大)
高知県では,温暖な気候を活かしたハウス栽培が発展している.次世代環境制御ハウスでは,炭酸ガスの施用や気温などの環境制御によって,果実生育の加速減速が可能となり,果実の安定生産が実現できる.安定生産を実現するためには,ハウス全体における果実の正確な生育状況を把握する必要がある.定点カメラを用いた果実検出では,カメラを複数個必要とするため導入コストが高くついてしまうことや検出された実際の果実の位置や大きさなどの情報を得にくいという課題がある.そこで本研究では,実際の果実の位置やサイズを明確にすることを目的として,ワイヤ上を走行する一台のカメラで一畝におけるキュウリの果実検出を行う手法を提案する.