情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1T-07
4ch入力Mask R-CNNによる温度情報と可視画像を用いた果実検出の検討
○大薗亜美,栗原 徹(高知工科大)
近年、日本の農業従事者は少子高齢化などによって減少しており、農業の効率化や自動化が注目されている。果実検出は農作物の管理、収穫の重要な要素である。しかし、作物の種類によって果実検出の難易度には差がある。ピーマンは果実と葉・茎の色が近い作物であり、色のみで果実検出を行うには比較的難易度の高い作物と考えられる。そのため本研究ではピーマンの果実検出にRGBだけでなく温度情報も用いることで、検出精度向上を目指した。ResNet-50-FPNをbackboneとしたMask R-CNNへRGBと温度情報を入力し、RGB画像を入力したときとの精度を比較する。