情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1T-02
農作業記録のDX化のための画像認識システムに関する研究
○菅原敏夫,千葉慎二(仙台高専)
農業従事者の労働負荷軽減や作物の生産性向上のため、スマート農業の活用が進められている。スマート農業の活用には農作業記録が重要となるが、農作業記録は多くの農家が手書きで行っており、その記録をスマート農業へ活用することが困難となっている。我々は、小型AIカメラと画像認識を用いた自動記録手法を提案し、農作業記録の自動化及び低コスト化を試みている。本件では、紙の作業表にマグネットを置いて実施作業を示したものを小型AIカメラで撮影し、作業内容を自動判別する画像認識システムについて提案した。本提案システムによる作業表の画像認識実験を行い、その精度と実用性について検討した結果について報告する。