1P-05
非線形レイトレーシングを用いたボリュームシェルマッピング
○桑名真結香,藤代一成(慶大)
サーフェイスの微細な構造を表現する方法は多岐に渡る. その一つであるシェルマッピングでは, シェル空間にテクスチャ空間で定義した構造を割り当てる. 本研究では, テクスチャ空間をOpenVDBのボリュームデータを用いて表現することで, 半透明なマテリアルの表現を可能にする. また従来の手法ではシェル空間を四面体分割し, 重心座標系をマッピングに用いることが一般的であったが, 本研究では四面体分割を用いることで生じるアーティファクトや計算の手間を避けるため非線形なレイを扱う. ワールド空間ではレイトレーシング, テクスチャ空間では非線形なボリュームレイキャスティングを行うことで, 効率良くレンダリングする方法を提案する.