情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1M-03
量子QAQA組み合わせ問題を経営学に応用した消費者行動分析
○中山雄太,大槻 明(日大)
本稿では,量子コンピューティングを経営学に応用する応用研究として,量子QAQA(Quantum Approximate Optimization Algorithm)組合せ最適化問題を応用して消費者行動分析を行うモデルについて提案し,実際のマーケティングデータで分析できることを明らかにした.具体的に提案モデルは,消費者購買ルートの冗長性を評価する重み行列と制約条件を定義し,これらを量子コンピューティングにおける最適解を解くハミルトニアンCのコスト関数として定義することで,冗長する消費購買ルートを抽出することが可能となる.実際のマーケティングデータを用いた実証により提案モデルの有効性を確認した.