情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1L-02
ソルバーを用いた最長片道ルートの算出に関する考察
○藤井哲也,山口健二(日大)
日本全国に2万キロ近い路線網を持つJR旅客鉄道各社で発売される片道切符の中で、最も長い一筆書きのルートはどのようなものかを表計算ソフトのソルバー機能を利用して求める。分岐の数が最も少ない四国から始め、北海道、九州、本州の順に考察する。この研究のポイントは、起点と終点をどのように決定するかということと、分岐数が多い場合にどのような制約式を作るかにある。6の字問題というJRの片道切符に関する独特のルールにより、起点と終点を入れ替えることができず、起点は稚内駅、終点は新大村駅であることが示された。切符にはルートの条件があり、実際に発券できると考えられる最長ルートを求めた。