情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1B-04
自律分散的世界メッシュ統計基盤のアーキテクチャ設計と実証
○佐藤彰洋(横浜市大)
メッシュ統計は我が国において1960年代に総理府統計局、国土地理院で研究が開始され、1976年に日本工業規格(現在の日本産業規格)地域メッシュコード(JISX0410)を集計単位とする緯度経度に基づく各段に細かい大量統計として、公的統計、産業用統計において広く作成され利用がされている。
メッシュ統計は通常の統計と異なり、集計単位が各段に細かいため、人間では把握、利用が困難なほどに大量の集計単位に対して値が作成されるため、その取扱いには、専用のソフトウエアとデータインフラストラクチャがなければ連結分析が不可能であるという課題がある。本研究では、自律分散的にメッシュ統計を取り扱うためのデータ基盤のアーキテクチャ設計と、その実証を行った内容について報告する。