情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7ZL-07
NFTとIPFSを用いたデジタルコンテンツリライアビリティの研究
○藤原光平(電機大)
NFT(Non-Fungible Token)はブロックチェーン上に所有者とデジタルコンテンツとを紐づけた情報を記録することで,コンテンツが誰の所有物かを証明できる.その特性から近年,アートや音楽といったコンテンツがNFT化され売買が行われているが,非常に高額で投機的な要素が大きいため,一般ユーザにはあまり浸透していない.こうした状況を解決するため,安価な1つのコンテンツを多くのユーザが購入するダウンロード販売のような購入体験をNFT市場でも実現することが普及の鍵になると考える.本研究では,分散型ストレージの1つであるIPFS(InterPlanetary File System)とNFT化されたコンテンツの信頼性を利用して多くのユーザのNFT利用体験を向上させた環境を構築することが期待される.