情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7ZK-05
美理容ハサミの研磨加工における技能の変化の可視化に関する一検討
○城内嘉睦,松田浩一(岩手県大),井上研司(東光舎)
本研究では,美理容ハサミの研磨加工における技能の変化の可視化法について検討した.ハサミは個々の形状が微妙に異なるため,研磨や形の矯正などを一つ一つ手作業で行う必要がある.このうち研磨は㎛単位の精度で行う作業であり,手に伝わる微妙な感触や研磨剤の振舞いを見ているという.そこで,手の甲に加速度センサを装着し,データを取得したところ,熟練者と初心者の違いが加速度波形のパターンの違いとして明確に表れ,また,初心者が1か月経過して安定した,という感想に対応するデータが得られていることが分かった.