7ZH-07
イベント会場における歩行者の移動情報を考慮した感染リスク評価手法
○森越彩楓(お茶の水女子大),丹羽 了,鷹見竣希,重中秀介(筑波大),大西正輝(産総研),伊藤貴之(お茶の水女子大),村上道夫(阪大),保高徹生(産総研)
Withコロナ時代において,少ない感染対策で安全に大規模イベントを開催するには,感染リスクを定量的に評価し,効果的な感染症対策を選択することが不可欠である.現在は感染者との友好関係によってリスクを評価するモデルが広く提案されているが,歩行者の移動情報をリスク評価に組み込むことによって,偶然のすれ違いや混雑による曝露などが考慮可能になる.しかし,会場内の歩行者の移動情報全てを計測することは困難であるため,歩行者の移動を考慮した評価手法は少ない.本研究では群衆シミュレーションを用いて会場内の歩行者のすれ違いや混雑を再現し,各々の歩行者に対する感染リスクを評価することで感染症対策を比較可能にする手法を提案する.