情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7ZE-04
熱赤外カメラを用いた退屈状態時における顔面皮膚温度変化の解析
○田中太郎,景山陽一,石沢千佳子(秋田大)
新型コロナウイルスの影響を受け,オンラインで会議や講義を行う機会が増えている。オンライン環境下において、発話者が会議や講義を進行する速度、形態などを状況に応じて改善することが難しくなる場合もあり、聴講者の積極性が低下してしまう恐れがある。そこで,発話者が聴講者の退屈状態を把握できれば,聴講者の積極性の向上に寄与すると考える。また、類似研究でも,複数の指標を用いることが退屈状態判別の精度向上に寄与すると報告されている。そこで本研究は、複数の指標を基に聴講者の退屈を推定するシステムの開発を目的とする。本検討では、退屈状態における変化が認められやすいと仮定し,顔面の皮膚温度に関する検討を行う。