情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7ZE-03
競技かるたにおける払いの動作の三次元ボーン表示による可視化
○北川リサ,伊藤貴之(お茶の水女子大)
競技かるたでは,構えた際の姿勢や払い方に選手それぞれの特徴が見られる. 実戦で勝ち上がるに は場に配置されている 50 枚の札全てを素早く取る必要があるが,そのためには選手の取り方の特徴を分析 することが不可欠である. 競技かるたに関する既存研究として,競技中の選手の脳の動きを測定したり,手 首に加速度センサーをつけて払いの速度を分析する手法は用いられていたが, これらの手法では体に器具 を装着して計測するため,自然な状態での計測が困難である. 本報告では, Google が開発した Mediapipe を使用して動画から抽出した骨格情報を用いて,読まれた札に対しての全身の動き方を分析するための三 次元ボーンを表示し,複数の選手の動作を比較できる可視化システムを提案する.