情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7ZD-07
歩行不自由者のためのバリア情報収集システムの提案
○藤田朝陽,伊藤淳子,吉野 孝(和歌山大)
ハード・ソフトの両面においてバリアフリー化が積極的に進められている.しかし,ハード面において国土全域をサポートすることは難しく,ソフト面においてもバリアフリーマップが未作成の範囲は存在する.歩行不自由者は,バリアフリー化の恩恵を受ける代表的な例であるが,事故や病気により急に松葉杖や車椅子などの歩行補助具が必要になった場合,移動時に初めてバリアを認識することが多い.しかし,歩行補助具の使用中はバリアフリーマップの閲覧やスマートフォンの把持による情報の取得が難しい.そこで本研究では,バリア情報のカバー範囲の拡大を目標とし,スマートウォッチを用いたバリア情報の登録と提示を行うシステムを提案する.