情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7ZC-06
SDNに基づく欺瞞防御システム
○陳  鑫,大久保隆夫(情報セキュリティ大)
ネットワーク技術の発展に伴い、攻撃手段が多様化、巧妙化し、標的型攻撃による被害事件が近年増えている。IDSとIPSなどの検知を避けるため、隠蔽する技術も革新し、完全に防ぐことが困難になっている。従って、侵入されることを前提にした欺瞞防御が提案されている。欺瞞を利用して、攻撃者に誤った情報を送り込んで判断を歪めて、ターゲットを真の目標から転移されて、攻撃を台無しにすると考えられる。本篇では、SDNを利用し、とある通信の通信先を偽りの情報に書き換え、攻撃者に誤った情報で攻撃目標を誘導させる方法を提案する。