情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7Y-06
可視光通信におけるスマートフォンカメラのパラメータ自動制御による通信性能向上手法の提案
○佐野承士,塚田晃司(和歌山大)
東日本大震災や熊本地震などの自然災害発生時には、既存の情報インフラが機能しなくなる場合があるため、代わりの通信手段を確保することが必要である。
 現在では人々の多くがスマートフォンを所持しているため、本研究では、災害時における通信手段として利用できるスマートフォンによる可視光通信アプリの開発を行う。具体的には、スマートフォンなどのモバイル機器から出る光の色変化を読み取り、それを文字に変換することで情報の送受信を行う。その際、スマートフォンのカメラにあるホワイトバランスや露出制御といった機能を可視光通信に適した状態に自動で調整することによって、通信性能の向上を目指す。