情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7Y-02
耐災害ネットワークのためのSDN制御機能の冗長化に関する一検討
○長田拓麻,和泉 諭(仙台高専)
近年、災害時のデータバックアップにSDNを用いる手法が研究されている。自律的に経路制御を行うことで、ネットワークの断絶が多発する特殊な環境下においてもデータの生存率向上やスループット向上が期待できる。しかしながら、この高い柔軟性はSDNコントローラによる制御が確実に行き届く理想状態を前提としており、災害時の全ての場合において有用な手法であるとは言えない。本研究では、SDNコントローラが動作しない状況を想定してコンテナ技術やNFV等の技術応用を検討し、より信頼性の高いバックアップシステムの実現を目指す。