7X-07
部分的に着色されたアニメ線画の自動着色精度と着色箇所との関係における一考察
○渡邉大起(千葉大),品川政太朗,舩冨卓哉(奈良先端大),前島謙宣(オー・エル・エム・デジタル・IMAGICA GROUP),向川康博,中村 哲(奈良先端大),久保尋之(千葉大)
アニメーション制作工程における線画への着色作業は,非常に手間のかかる作業であり,制作効率化のために自動化が強く望まれている.そのため,機械学習を用いた自動着色に関する研究が取り組まれている.しかしながら,完全に自動で着色するというタスクでは精度に限界があるため,修正作業などの余分なコストが発生しているのが現状である. 本論文では,着色精度の向上と修正作業のコスト削減を目的として,部分的に着色された線画を用いた半自動的な着色システムを提案する.着色する箇所によって着色精度に違いが出ることが明らかになり,その関係について考察した.