7X-05
一本対複数本の対応付を許容する原画線の自動対応付手法に関する研究
○森合 遼,齋藤 豪(東工大)
国内外のアニメ需要の高まりに応じて、アニメ制作の負担を軽減する支援ツールの開発・導入が 進んでいる。特に、原画の補間である中割りを、原画線の対応付情報を元に生成する中割り自動生成ツールは、アニメーターの負担を大きく軽減させるとして注目されている。しかし、このような中割り自動生成において、原画線の対応付情報を手動で登録させるのは、ユーザーの負担となる。 一方で、原画線の自動対応付手法について、先行研究の手法では線の遮蔽や変形によって生じる 一本対複数本の対応付は許容しない。そこで本稿では、一本対複数本の対応付を許容する自動対応付手法を提案し、従来法との比較・検討を行う。