情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7X-04
保存型浅水方程式を用いた流体シミュレーションの検討
○平江陽香,森島繁生(早大),安東遼一(無所属)
流体現象をCGで再現するために物理ベースの流体シミュレーションが用いられる。広範囲な川、湖、海などを扱う際は計算量が多くなるが、このような系には浅水方程式を用いられる。これは三次元の流体計算を流体表面の二次元の計算に近似する手法であり、計算が高速になる。一方、CG分野ではこの浅水方程式を離散化する際に、速度が非保存な非保存型の方程式を用いるために運動量が非保存となる。そこで本研究では、質量及び運動量が保存する保存型浅水方程式を用いてシミュレーションを行う。また非保存型と保存型について比較検証する。