7U-08
過去実績に基づく鋳鍛鋼品の類似度算出手法の検討
○佐藤将吾,渡邉真也(室蘭工大)
巨大かつ1点物の鉄鋼製品を製造する際には,一定程度の業務経験を有する技術者の暗黙知による見積が不可欠である.しかしながら,見積業務を行える技術者は限られるうえ,かかる労力も無視できないものである.技術者の方が見積を行う際,ほとんどの場合過去に製造した類似品のデータを手作業で探し参考にしている.そこで,これまで技術者の方が暗黙知で行っていた類似判断について分析とヒアリングを行い,どの程度類似しているかを示す指標である類似度を自動算出する事を試みた.今後,この指標を用いて導かれた類似品のデータを用いた見積業務のさらなる省力化が期待される.