情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7U-04
マルチモーダル対話におけるクロスコーパスでの心象推定のための特徴量選択
○久保祐喜,羅 兆傑,武田 龍,駒谷和範(阪大)
マルチモーダル対話システムにおいて,心象推定はより適切な対話のために有用な機能の1つである.心象ラベルの付与基準が共通な場合,デバイスや撮影場所のような対話環境に応じた音声や映像の変化が心象推定の精度低下の原因となる.本研究では心象推定において,対話環境の影響が少ない特徴量の活用を目指す.まず,特徴量選択を用いて対話環境が異なる場合に有効な特徴量を調べる.次に,特徴量と対話環境の関連について,心象推定の精度の変化等で評価する.実験では,マルチモーダル対話コーパスの収録版が異なることを対話環境の変化として扱う.収録版単位で訓練データとテストデータを設定して評価に用いる.