7T-02
マイクロホン配置を考慮した機械学習を用いた壁面の吸音率推定
○新井大斗,大川祐貴子,池田雄介(電機大)
室内の音伝搬をシミュレーションするには、室形状情報に加えて、壁面の吸音率が必要な情報である。しかし、吸音率の測定は壁面に沿った多くの測定を必要とするため、容易ではない。近年では、室内インパルス応答を学習データとして、吸音率を推定する機械学習ベースの手法が提案されているが、測定用マイクロホンの配置が固定されている。そこで本研究では、任意のマイクロホン位置でも吸音率を推定するために、室内インパルス応答とその測定位置を学習させ、吸音率を推定する。実験では、2次元シミュレーション実験を実施し、推定精度を評価し、その結果を報告する。