7S-04
遺伝的アルゴリズム・深層生成モデルを用いた打音の生成および打音探査の定量的評価精度の向上
○岡本誠史(東海大),新保 弘,佐野俊介,溝渕利明(法大),野嶋潤一郎(J-POWER設計コンサルタント),尾関智子(東海大)
コンクリート構造物の劣化評価方法にコンクリートを打撃した音によって内部状態を診断する打音探査があるが,この方法は人手で行う上で不確実性が伴う.また,打音データは採取・特徴抽出において困難性がある.本論文では,機械学習による打音探査の定量化を行う一環として,遺伝的アルゴリズム(GA)と深層生成モデルの導入を検討する.GAで実物のコンクリート構造物から採取した既存の打音データの特徴抽出方法を最適化し,深層生成モデルで新たな打音データの生成と判別モデルの学習用データの拡張をする.データ拡張前・後の学習データのもとで学習させた判別モデルでテストデータに対する判別精度を比較することにより,判別精度の向上を示す.