7R-04
カメラ向き判定とゴール物体検出に基づくハンドボールコート推定手法の提案
○増田健志,澤野弘明(愛知工大)
本稿ではハンドボール映像におけるコート推定手法を提案する.ハンドボール競技では選手の動きを分析する際,試合映像をすべて視聴する必要があり,効率化のために分析の自動化が求められている.自動で分析するためには,ハンドボールコートを推定する必要がある.そこで提案手法では,カメラの向きが左右に変化するハンドボール競技の試合映像に対して,まず,機械学習により検出したゴール物体の位置からカメラの向きを判定する.その後,ゴール物体とカメラの向きに基づいて,Hough変換により検出した線分の座標からハンドボールコートを推定する.実験では,会場の異なる試合映像を使用して,推定結果について考察する.