情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7P-05
栽培データの不均衡性・時系列を考慮した植物生理状態の推定手法の検討
○佐藤弘毅,藤浪一輝(静岡大),大石直記,二俣 翔(静岡県農林技研),峰野博史(静岡大)
就農者の不足や,熟練農家の技術の消失といった課題に対してスマート農業の実現に向けた取り組みが行なわれている.本研究では低コストかつ非接触なセンサデータから機械学習で植物生理状態を推定する手法を検討する.機械学習を用いる場合に,栽培データの不均衡性や時系列性に課題がある.不均衡性を解消するリサンプリング手法であるREAMER(Clustering-based REsAmpling MEthod for Regression)を改良し,時系列性を考慮した学習手法を用いて,イチゴの光合成速度と蒸発散速度について推定し,既存のリサンプリング手法とCREAMERを適用した際の推定精度の比較検証を行った.