情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7N-07
認知症予防のためのサイコロ型ビンゴゲームシステムの研究開発
○溝渕彩久良,鈴木 浩(神奈川工科大)
高齢社会が進展するにつれ,認知症有症者の数は増加している.認知症は様々な理由で脳細胞が正常に機能しなくなる脳の病気である.発症することで記憶や判断力の障害が起こり,日常生活にも支障をきたすが,認知症は対策をすることで予防できる.認知症の予防策として,脳トレ,運動,コミュニケーションが有効であるとされている.そこで筆者らは,計算,大きなサイコロを動かす,対戦といった要素を取り入れた,認知症予防を目的としたシステムを提案する.本論文では開発したシステムのコンセプトと実装したプロトタイプを説明するとともに,本システムを展示して得られた知見について述べる.