情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7M-07
勾配負荷を取り入れた粘菌アルゴリズムによる数値標高地図上における径路探索
○片岡隼杜(はこだて未来大)
現在径路探索はカーナビゲーションや避難経路など日常の様々な場面で使用されている.徒歩や自転車での径路探索には,勾配の強さによって負荷が変わるため勾配から受ける効果を考慮する必要がある.本研究では,勾配から受ける効果を取り入れた径路探索を,複数の径路を同時に探索可能な粘菌アルゴリズムを用いて行なう.勾配から受ける効果を変えて径路探索を行なうことで,それぞれの負荷強度に応じた,勾配を避けつつ,径路の全長を短くする効率の良い径路探索を行なうことを目的とする.また,それぞれの負荷強度に応じて準最適径路を網羅的に探索することで,安定解と,準安定解の関係性を明らかにする.