情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7M-02
遺伝的アルゴリズムを用いた小売店のシフトスケジューリング問題の解法
○丸川耀平,佐々木智志(湘南工科大)
シフトスケジューリング問題とは,各従業員の都合や業務遂行に必要な人員の配置等を考慮し,その一方で過度な連勤や契約時間以上の出勤等を避けるように出勤数を調整しつつ勤務スケジュールを最適化する問題である.実世界では,営業時間や雇用形態等の制約条件もあり,これらを満たすシフト表の候補数は膨大となる.このような問題は一般にNP困難な問題に属することから,全探索法による最適解探索は困難である.そのため,良質な近似解探索が可能なメタヒューリスティクスが注目を集めている.本研究では,代表的なメタヒューリスティクスの一つである遺伝的アルゴリズムを用いて,ある小売店の勤務スケジュールを最適化する手法を提案する.