情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

7L-07
操作変換を用いた双方向変換網の競合解決における操作変換制御の一検討
○仲野祐希,日高宗一郎(法大)
双方向変換とは、2つもしくはそれ以上の情報源の間で、ビュー定義などの変換を介して一貫性を維持する仕組みのことである。多数の情報源の間の同期は一対一の双方向変換を枝とするネットワークで実現できるが、接点に伝播する複数の更新が競合する問題がある。操作変換により3つのビューの更新内容の全てを考慮した競合解決手法は提案されているが、操作変換の適用に適切な制御が必要であり、その具体化が課題であった。本研究では、Hyperledger Fabricの持つOrdering Serviceを用いた制御を試み、多数の更新が競合する共同編集ソフトウェアを想定した評価実験結果を報告する。