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依頼方法別の被災状況報告から見た災害時小児・周産期リエゾンに必要なシステムの提案 -iPicss を使った状況報告-
○山下範之(岡山大),牧 尉太(岡山大病院)
岡山県では妊産婦緊急搬送補助システム「iPicss(アイピクス)」により医療機関間の情報共有の一躍を担い、iPicssの災害モードは各医療機関の被災状況報告機能を有し、災害時小児・周産期リエゾン(以下、リエゾン)への集約化が可能である。2022年9月の台風 14 号上陸時、県下全分娩取扱施設へ被災状況報告を依頼した。リエゾンは災害発生時、被災していない施設の情報収集も重要であり、その要求と応答に寄与する依頼方法は課題であったため、iPicssは複数医療機関に一斉メールするとともに一斉架電が可能なサブシステム「ibPhone(アイビーホン)」を実装していた。依頼方法(メールと電話)別の状況報告と直近の医療機関別iPicss利用状況と状況報告の相関を調査した。