近年、4次元空間をより直感的に体験するためのインタラクションシステムが多数提案されている。しかしながら、それらは4次元の制御のために最適化したインタフェースを用いており、一般のユーザにとっては理解の困難なものとなっている。そこで我々は、3次元の馴染み深いインタフェースを4次元に拡張することで、4次元の操作を自然に学習できるシステムを構築した。本システムでは、4次元空間とその3次元断面との映像を同時に提示するため、ユーザは3次元の操作を行いながら4次元空間との対応を観察し、4次元の操作を学習することができる。本稿では、システムの技術的構成と、システムを用いた迷路探索実験の結果について報告する。