6ZL-03
ビデオ講義における学習者の視線情報を用いた理解度の予測
○村田大輝,川嶋宏彰(兵庫県大)
本研究では,ビデオ講義視聴中の学習者の視線情報を用いて理解度の推定を行う.学習者の視線データから抽出した特徴量に加え,「学習者の視線の動きは、学習者の理解度だけでなく学習者の注意状態にも依存している」という仮説に基づき,推定した注意状態を用いて理解度の推定を行う.注意状態には「スライドと講師のガイド以外に注目している状態」,「スライドの内容を積極的に追う状態」,「講師のガイド(発話や指示棒など)に従う状態」の3つの状態があり,それぞれの状態が遷移していくと仮定して推定を行っている.抽出した特徴量のみを用いた場合と,推定した注意状態を用いた場合の結果の比較を行い,仮説について検証を行う.