6ZK-07
和太鼓のインパクト時のバチさばきの観察による技能佐野表出に関する一検討
○稲垣隼人,松田浩一(岩手県大)
本研究では,和太鼓において心地よい音を出すのに必要とされる,一打のインパクトにおける経験知を視覚的に確認し,量的な違いを示すことに取り組んだ.和太鼓において心地よい音を出すために,インパクト前後の手首の動かし方や力の抜き方について指導が行われている.上級者は,その動作を意識して行えているが,学ぶ側がその動きを視認することは困難である.そこで,800fpsのカメラでインパクト前後の手首とバチの動きを観察し,経験知を確認できる動作タイミングを抽出した.4人の上級者の挙動を比較分析した結果を報告する.