6ZK-02
風景写真の撮影地特定のための地形特徴を考慮した画像評価法
○近藤勇太(芝浦工大)
風景写真の撮影場所や撮影方向を明らかにすることは,その位置指向メタデータ生成をはじめとして,報道写真や歴史的に価値があるとされる写真の検証などにも利用でき,写真の価値を高めることにつながる.
そこで我々は撮影地の特定作業を支援するシステムを開発中である. そのシステムは,与えられた風景写真と3次元地形モデル内に配置した仮想的なカメラで撮影した写真とを比較し, その風景写真の撮影位置と方向を探索する.仮想的なカメラの位置と向きなどの探索には遺伝的アルゴリズムを用いる.
本研究ではその撮影地探索の結果を安定させるために,探索中の画像評価に対し複数の特徴量抽出法や使用する特徴の選定を行い,比較実験を行った.