6ZK-01
考古学データベースに保存する画像データの加工を行うシステムの開発
○富田 洸,笹倉万里子,門田暁人(岡山大)
考古学のデータベースでは,発掘した地層の情報として,地層ごとに彩色された画像を保存する.彩色した画像を作成するには,現状の市販のペイントツールでは,多大な労力が必要である.地層の情報を示した図では,地層の情報が点線や実線,土の情報を示すための模様などで表現されている.データベースにはその図の中で,指示された番号の層だけ塗り分けを行った画像を入力したい.既存のペイントツールでは,点線部分で区切られた領域の塗りつぶしと,内部に模様がある領域の塗りつぶしが難しいことが判明した.
そのため,本研究では,実際に,彩色することになる地層の図を使用して,考古学データベースへ入力する画像を,半自動的に作成するシステムを開発する.