6ZJ-06
豪雨災害時の避難誘導支援システム
○国分 弾,金井治樹,山本佳世子(電通大)
近年の日本では突発的な豪雨災害の発生が増加している.令和元年台風19号を契機に策定された内閣府の避難情報に関するガイドライン(2021)によれば,豪雨災害に備えて住民が「自らの命は自らが守る」という意識を持つことが重要である.このことから,豪雨災害時において,避難対象者はどのタイミングで避難を開始し,どこへ避難するべきか,常に把握しておくことが防災上の観点から有効である.そこで,本研究は豪雨災害前に避難対象者が避難警報の情報を受信し,安全な避難場所に避難することを誘導するシステムを構築することを目的とする.なお,本システムは東京都調布市の野川流域に適用する.