6ZJ-05
水害時における分散避難も考慮した避難行動選択支援システムの提案
○山家谷奈央,塚田晃司(和歌山大)
近年、新型コロナウイルスの流行のため、水害時は在宅避難や親戚・知人宅避難などの分散避難が国や自治体より推奨されている。しかし、分散避難に対する理解度についてはまだ十分であるとはいえず、収容人数の減った避難所が相次いて満員になるといった事例も確認されている。そこで本研究では分散避難も考慮したうえで、利用者がどのような避難行動を選択すべきかを支援するシステムを提案する。具体的には、警報や避難情報などのデータを取得し、また利用者に自宅の備蓄品や自宅の位置を入力してもらい、避難形態の選択を支援するシステムを作成する。最終的には分散避難しやすくなることで避難所に人が密集しないことを目指す。