情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6ZH-07
雲による信号減衰率を考慮した光衛星通信用地上局配置方法の検討
○山納大弥,石原 進,V. Thanh Pham(静岡大)
光衛星通信は広い帯域を持っているため,電波を用いた従来の衛星通信と比べて高速に情報を送ることが可能である.しかし,光での衛星ー地上間の通信は雲によって遮断されるため,可用性が制限される.この制限に対して,サイトダイバーシティの適用が必要である.サイトダイバーシティを実現するために,配置された地上局の1つ以上で雲によって光通信が遮断されない必要がある.また,雲がある場合でも完全に信号が遮断されるわけではなく,通信可能である場合もある.そこで本稿では,雲水量を用いて雲による信号減衰率を用いて,日本における光衛星通信用地上局の配置方法を検討する.