6ZH-02
姿勢の計測 ~多層性と供に~
○木下博之(京都芸術大)
昨今AIを名乗る機械学習機構は、利用者の同感を予測して
リコメンドをすることができ、
経済効果をもたらしている。
一方で、良かれ、とある種の同感を得る政策のみを
ひいきにするとジェンガの如き政治は
バランスを崩しその平和を失ってしまうこともあった。
為政者とはいわばクレーンであり、
「大きな物語よ、再び」と、
バランスが狂っていようと
成り立ってしまうような、頑丈すぎる補強材をあてると、
政治力学を織りなすモーメントの異常を察するのを
遅らせるばかりである。よって、
同感と共感の位置関係を示し、同感の奥にある
個々の共感の形成を促していきたい。
そのためのシステムと環境を考案していく。