情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6ZF-07
抑うつ状態検出のためのスマートウォッチを用いた気分変化の推定
○新田勝正,伊藤桃代,伊藤伸一,福見 稔(徳島大)
本稿では,スマートウォッチから取得した心拍数などの生体情報から抑うつ状態の推定を試みる.近年,うつ病患者の増加が深刻化している.病状が悪化する前に,まず自身がうつ病の前段階である抑うつ状態にあることを自覚させることで,適切な対応につなげられる可能性があると考えた.そこで本稿では,その基礎的な検討として,日常生活で簡便に利用可能なスマートウォッチで取得される情報を利用し,質問紙によるメンタルヘルス状態算出結果と合わせて解析を実施して、気分の変化と生体情報等との関連性を分析する.