情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6ZC-03
COVID-19前後における脆弱性情報と攻撃プログラム公開までの時間差に生じた変化
○牧野千穂,丸山一貴(明星大)
脆弱性が発見,公開されると攻撃プログラムが作成されることがある.脆弱性にはその特性について評価がスコアとして付与され,脆弱性評価基準が作成されている.Feutrillらの先行研究では,脆弱性公開から攻撃プログラムの公開までの期間と,脆弱性評価基準の関連性を調査した.その結果,特定の組み合わせで攻撃プログラム公開までの期間が短くなるものが発見された.先行研究では2018年までのデータを分析しているが,本研究ではCOVID-19を経た2022年7月までのデータをもとに,攻撃プログラム公開までの期間と脆弱性評価基準の組み合わせの変化について報告を行う.