情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6ZB-06
無線環境および有線環境を考慮した公平性の評価指標に関する考察
○松野瑛南(お茶の水女子大),山口実靖(工学院大),神山 剛(長崎大),小口正人(お茶の水女子大)
近年,無線LAN環境の技術が進歩し,無線環境で使用可能な帯域が広くなっている.
さらに端末も高性能化しているため,大容量データ通信が可能になった.
一方,有線環境側も高速通信や規格の更新など進歩しているが,機器や回線の取り替えが困難であるため,無線環境より有線環境の通信速度がむしろ遅くなるといった事例も発生している.
そこで本研究では,通信速度の異なる環境を構築し,通信性能の異なる端末で同時通信を行った.
実験の解析結果を基に,TCPチューニングを行ったところ本実験環境下では公平性の評価指標に問題が発生したため改良版指標を提案し,指標の評価実験を行う.