情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6ZB-03
マルチモーダルデータを用いたメロン網目形成過程の分析
○島田拓人,足立 量,小池 誠(静岡大),小川 晋(大和コンピューター),峰野博史(静岡大学学術院)
農業分野において,品質の良い農作物を栽培するには,熟練農家が培った経験や勘による高度な栽培技術が求められている.
農業従事者の高齢化と就労者の減少にともない,それら栽培技術の継承が困難となっている.
特に温室メロンは,果実の形状や色合い,ネットの模様など外観の品質が重要視される.
一般に,メロンの網目は果実肥大期に果皮が割れることで形成され,形成方向が果実肥大期内で変化することが知られている.
そこで,本研究では農業IoTとして継続してデータ収集を行い,果実画像から網目形成過程を定量化を行う.
収集した環境データを合わせることでマルチモーダル時系列データとして網目形成過程を分析する.