情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6ZA-08
建設現場におけるLiDAR-SLAMとVisual SLAMの特性分析に関するー考察
○近藤 龍(関西大),塚田義典(摂南大),中原匡哉(大阪電通大),梅原喜政(摂南大),西田義人(金沢工大),窪田 諭,田中成典,清水則一,川﨑悠史(関西大)
我が国では,i-Constructionの提唱を契機に点群データの利活用が促進されている.点群データの計測手法として,カメラやレーザスキャナを搭載した可搬型のSLAM機器の活用が注目されている.これらは,衛星測位に依らず自己位置の推定と環境地図の作成を同時に行う技術であり,動画像を用いるVisual-SLAMと点群データを用いるLiDAR-SLAMの2つに大別される.しかし,それぞれには得意・不得意な条件があり,自己位置の推定精度が安定しない.これに対し,両技術の特性を明らかにし,それぞれの欠点を補完し合うことで精度向上が期待できる.そこで,本研究では,SLAM技術の精度向上に向けて,建設現場における両技術の自己位置推定精度の低下要因を調査し,その特性を明らかにする.