6W-09
カオス四元数連想メモリにおける四元数の幾何的特徴を考慮した値の割り当て
○中嶋優貴,長名優子(東京工科大)
四元数ニューロンモデルでは、実部と3つの虚部の各成分に-1か1を
割り当てることで16値パターンを表現しているが、複素ニューロン
モデルにおいて行われている複素数の幾何的特徴を考慮した値の割
り当てに相当するような方法は提案されていない。そこで、本研究
では、ノルムが1の四元数全体は4次元空間における半径1の球の球面、
3次元球面を構成することに着目し、3次元球面上の円を多値に割り
当てる方法を提案する。また、カオス四元数連想メモリにおいて、
多値パターンの動的な想起が行えることを示す。