6W-08
異常検知を用いたフレッシュコンクリートの材料分離判定モデルの試作
○屋嘉比朝温,遠藤聡志(琉球大)
硬化前の液状コンクリートは,運搬中や型枠に流し込む際に材料分離と呼ばれる現象が発生する場合がある.材料分離が起きているコンクリートを用いると,ひび割れなどの施行不良につながる恐れがある.しかし,現状では目視の判断が行われ,観察者によって判断が異なることが問題である.そこで本研究では,画像処理によるフレッシュコンクリートの品質評価指標の確立を目的とし,材料分離予測モデルの構築を行う.モデル構築のために利用可能なコンクリート画像が少なく,特に分離しているコンクリート画像が十分でないことから,良品学習でモデルの構築を行う「異常検知手法」により本問題にアプローチする.計算実験によりモデルの評価を行う.