情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6W-07
集団避難行動における異なる個人特性の影響分析
○小林光乃佑(法大)
人が避難をするとき、その行動は個々の特性から大きな影響を受ける。Dirk Helbingらによる論文「Simulating Dynamic Features of Escape Panic」は粒子モデルによる歩行シミュレーションを行っているが、そのモデルは個々の特性を正確に反映したものではなく改良の余地がある。そこで本論文は個人の特性の重要な要素である、正常性バイアスと同調性バイアスを考慮し、シミュレーションを行うことで、個人の特性が避難行動にどのような影響が見られるかを分析する。