6U-08
ピーク数減少近似アルゴリズムを用いた時系列予測
○野口 真,徳山 豪(関西学院大)
時系列データにはピークが一意に定まる単峰性のものと,それが複数結合した多峰性の2つのデータが存在する.実際のデータは後者であることが多いため,データの解析や予測においてデータの近似関数を計算し入力に加えることが有効である.
本論文では,ピークを複数持つデータに対して任意のピーク数を持つ近似関数を計算するピーク数減少近似アルゴリズムの設計及び,Bidirectional LSTMをベースとする時系列予測ネットワークの入力にピーク数減少近似を適用することで,ピーク数減少近似が時系列予測に有効であり,従来手法よりも良い精度での予測を可能にすることを示す.