6T-06
音響指紋によるアレンジ楽曲認識システムの高速化手法の提案
○田中湧也(成蹊大)
楽曲認識システムとは,音声ファイルを入力して楽曲名や歌手名などを出力するシステムである.認識する楽曲に対して,主旋律の音階や和音進行といった楽曲的な特徴を抽出し,これの数値化と比較を行うことにより,調やテンポがアレンジされた楽曲であっても調やテンポの変化に数値計算で対応できる楽曲認識システムを以前の研究で提案した.このシステムは既存の楽曲認識システムと比較して1.76倍の認識率となったが、計算時間が長大であった。本研究では,楽曲の特徴を抽出する音響指紋技術を導入することで、認識率を保持したまま計算時間の短縮を目指す.