情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6R-05
画像認識を用いたパワーブレンダー工法における流動値推定手法
○三阪 駿,今野 将(千葉工大)
日本は建設計画の障害となる軟弱な地盤が存在し,巨大地震時に液状化するような地盤が都市部にも存在する.このような地盤を改良する方法としてパワーブレンダー工法が用いられる.パワーブレンダー工法では土とセメントを混ぜることで地盤の改良を行うが,改良状況を把握するために施工途中に改良中の土壌を採取し流動値を計測しセメントの混合比を変更する必要がある.この工程に時間がかかるため作業時間が延びるなど問題となっている.そこで本研究では,背景差分法を用いて施工中の動画から土の動きを抽出し,土の動きの変化から現在の土壌の流動値の推定を行うことで,パワーブレンダー工法における作業時間の削減を目指す.